カレーと青汁の相性は
手軽に誰でもできる野菜分の補充としては、青汁はとても効率よい製品。
なんといっても水で溶くだけで、野菜や植物の栄養素をすぐにドリンクとしてとることができます。
カレーも最近はルーの種類がさまざまですが、辛くスパイシーでパンチの利いたタイプのカレールーなら、辛くて油脂分が多い口中を、すこし粉らしい感じの残る青汁がすっきりと、かつさわやかに洗い流してくれそうです。
普段は青汁が苦手な方でも、カレーのお供なら、カレーのだしやスパイスがたっぷりきいた口中の油膜のおかげで、青汁のえぐみや臭みを感じにくいところも「青汁のおススメの食べ飲み方」です。
■カレーのルーに青汁を!?
最近流行なのが、青汁が苦手な方が、カレールーの中に青汁粉末を入れるもの。ですが青汁粉末は長時間の煮込みなどで有効成分が十分にはたらいてくれなかったり、また、かなり激しく変色することもあります。
それでも色合いを優先させたいのであれば、粉末タイプや顆粒タイプの青汁を、ルーの仕込と同時に入れ込んで溶かしながら煮込めば黒っぽく仕上がります。
また鮮やかな緑に仕上げたいなら、もうすっかり定番のホワイトカレーをベースにして、ルーを煮込んだ最後に、火を止める直前に青汁粉末を入れて全体を混ぜ合わせると、とても美しい色合いとなります。
味としてはほとんど青汁を感じさせないために食べやすく、大根おろしアートのようなデコ形プレートにも応用できることから、カレールーにおける青汁の存在はかなり大きいと思われます。
同じようにクリームシチューにも使えますが、ミルク分を多めにしなければ青汁の香りと味が前面に出てしまいます。
■カレーのご飯に青汁を?!
よく高級カレーのご飯に、黄色いターメリックライスとよばれる、高級スパイス「サフラン」を使って風味と着色を行ったライスが付いてきます。これを青汁粉末で行うのがオススメ。
ライスの糖質と、青汁の粉末が絶妙に絡み合いながら緑色のご飯は案外美味しいです。
しかしサフランライスにつかうサフランとは違い、青汁は長時間の過熱が苦手。
そのため炊きあがったご飯に、粉末タイプの青汁を振りかけてまんべんなく混ぜるのがポイントです。
粉末青汁も最近は、緑タイプや紫タイプなどがあり、2色ご飯など豊富なアレンジで楽しめます。
丁寧に混ぜておかなければ、ビジュアル面では罰ゲームの要素が強い印象に仕上がってしまうため、丁寧に作りたいなら茶こしなどをつかってまんべんなく仕上げることがポイントです。
(※逆に罰ゲームの要素を狙い、梅雨時風の見た目に仕上げたいなら、一旦冷やしたご飯を使い、高い位置からぱらぱらと粉末が残るように振り掛けて、しっとりとさせない「粉感を残した見た目」にするのがポイントです)
味の面ではさすがにスパイスと油脂がふんだんに効いたカレーが強そうですが、ビジュアル面での青汁はなかなかの存在。
そのうえで、栄養価をぐっと高めてくれるのですから、一度試してみても良いかもしれませんよ。